衣装
今回は『衣装』の大事なポイントをお届けしたいと思います。
一番最初にイメージされる衣装と言えば、やはり純白の「ウェディングドレス」であると思います。
90%以上と言っていいくらい、ご新婦様はお召しになるのではないでしょうか。
お衣装は、その他に大きく分けて「カラードレス」と「和装」というものがあります。
男性は、ドレスにはタキシード、和装には紋付袴を合わせるのが一般的です。
お衣装は、挙式とご披露宴で着用します。
式別の衣装
キリスト教式の場合
キリスト教式の場合は、ウェディングドレスで挙式を行い、ウェディングドレスのままご披露宴をスタートして、
ご披露宴の途中でカラードレスにチェンジする…というのがパターンとしては多いです。
挙式時はベールを頭に付けていることがほとんどですので、ご披露宴の入場前にベールだけ取る方も多いですね。
神前式や仏前式の場合
神前式や仏前式の場合は、挙式は基本的に白無垢というお着物を着用し挙式を行います。
昔は白無垢+かつら、その上に綿帽子という丸くて白い大きな帽子をかぶることが一般的でしたが、
最近では、かつらもつけずに洋髪にされる方、挙式でも白い着物ではなく、
色打掛けと呼ばれる色つきのお着物や引き振袖という和装をお召しになる方もいらっしゃいます。
引き振袖の場合は、洋髪であるパターンが多く見受けられます。
人前式の場合
そして、近年多くなってきた人前式。
人前式は、自由なスタイルで、
キリスト式や神前式が、神に結婚を誓う式なのに対し(仏前式では仏に誓います)、
人前式では参列してくださっているゲストの皆様に結婚を誓うという式です。
自由なスタイルですので、ウェディングドレスで行う方もいれば、和装で行う方もいらっしゃいます。
このように、結婚式では様々なパターンやスタイルでお衣装を選びます。
お2人が着たいと思うものをまずイメージしてみましょう。
衣装選びについて
さて、これだけ様々なお衣装がありますが、
だいたいは契約した式場が提携しているショップを紹介されて見学に行くことが多いのではないかと思います。
しかし、お衣装にこだわりをお持ちの方の中には、先にドレスショップから見学に行き、
それから式場を決めるという方もごく少数ではあるもののいらっしゃいます。
大手のドレスショップでは、数えきれないほどのデザインを取り揃えているので、きっと気に入る一着が見つかるでしょう。
でも、もし見つけられなくても、持ち込み料を払うことで、提携外のショップのお衣装を当日着ることは可能です。
(※式場によっては持ち込み自体NGなところもあります。)
ただし、その式場で普段取り扱いに慣れていないショップのドレスを使用することになるので、
トラブルが起きた時、対応に時間がかかってしまうリスクが高くなりやすいデメリットもありますので、注意が必要です。
ウェディングドレスのタイプ
ウェディングドレスには、いろいろなタイプが存在します。
万人受けするタイプは「Aライン」。
文字通りシルエットがAの形に似ています。
その他にも、お姫様のような「プリンセスライン」や、
大人っぽい「マーメイドライン」など、様々なタイプがあります。
タイプによってそれぞれの特徴がありますので、
とにかく気の済むまでいろんなドレスを試着してみましょう。
自分では、「マーメイドラインはありえない!」と思っていても、
意外とよく似合うかもしれません。
オーダードレスについて
それから、選択肢としては、レンタルではなくオーダードレスもあります。
使用する素材にもよりますが、レンタルドレスより少し高いくらいの価格で作れる場合もあります。
海外挙式に行かれ、その後日本で披露宴だけ行う場合などは、
オーダードレスを作ってしまった方が良いケースなどもあります。
また、オーダードレスは使用した後、
バービー人形などに着せられるサイズにデザインそのままでリメイクして飾っておくことができたりもしますので、
保管場所に不安がある方はご検討してみてはいかがでしょうか。
衣装の着数
これまで、お衣装の種類をメインにお話ししてきましたが、挙式+披露宴の場合、多くても合計3着がベターです。
挙式で1着、披露宴入場前に着替えて1着、披露宴中のお色直しで1着です。
それ以上になると、着替える時間がたくさん必要になり、
「披露宴中ほとんど席にいられなかった!」ということが起きてしまいがちです。
また、和装からドレスに着替えるのは比較的早くできますが、
ドレスから和装に着替えるのにはお支度の時間がより多くかかりますので、着る順番なども考慮が必要です。
一生に一度のご結婚式、たくさん着たいお衣装があってなかなか決められないかもしれません。
あなたにとっての運命の1着を見つけるために、とにかくたくさん試着をしてみることがポイントです。
また、キリスト式後の披露宴など、「和装を着るチャンスがないけど和装も着てみたい!」という方には、
『前撮り』というご結婚式当日より前に写真撮影だけできるサービスなどもあります。
そんなサービスも有効活用して、
悔いが残らないよう、自分の好きなお衣装を好きなだけ着てみるなんていうのも良いかもしれません。