演出や動画撮影
今回は『演出や動画撮影』についてお届けしたいと思います。
演出について
まずは、演出について。
一昔前では、キャンドルサービスというものが主流でした。
もっと昔には、新郎新婦がゴンドラに乗って登場するなんていう演出もありました。
では、今はどんな演出があるのでしょうか。
光の演出
最近見る演出の1つとして「ルミファンタジア」「アクアイリュージョン」と呼ばれる光の演出があります。(会場によって呼び方が違うケースもあります。)
容器の中にあらかじめ入っている液体に別の液体を注ぎ、科学反応によって発光させるものです。容器には様々な形状があり、発光時の色も選ぶことができます。
メインテーブル用の大きなものから、ゲストテーブルに置けるサイズのものまであり、
現代のキャンドルサービスといったところでしょうか。
インターネットに動画も多くありますので、
検索してご覧いただくのが一番わかりやすいかもしれません。
光の演出といえば、最近流行のプロジェクトマッピングができる会場も増えてきました。
風船の演出
また、バルーンを使った演出もあり、入場時に新郎新婦が巨大バルーンの中から登場したり、
ゲストテーブルに置かれている風船を新郎新婦が割って歩く「バルーンスパーク」というものもあります。
少し話はずれますが、挙式後のセレモニーで、
新郎新婦とゲストが一緒に風船を空に放す「バルーンリリース」というものもあり、
快晴の空に放す風船はとてもキレイなものです。
このように、例にあげたものの他にも、演出はたくさん存在します。
取り扱えるものも会場ごとに違ったりしますので、ご興味がある方は担当プランナーさんに相談してみましょう。
動画撮影について
さて、ここからは動画撮影についてお話ししていきたいと思います。
動画撮影は、大きく分けて記録系と演出系があります。
記録系
記録系は、挙式~披露宴の最後までをプロのカメラマンが撮影し、要所要所を編集したDVDが後日できあがるという商品です。
演出系
演出系は、最近多く見られる「当日エンドロールムービー」というものがあり、
挙式~披露宴のお色直し後の再入場くらいまでを撮影したものが、
披露宴のお開き後に音楽が入ったエンドロールとして流れるムービーです。
エンドロールは、
当日ゲストの方々のお名前やゲストの方に向けたメッセージが映画のラストのように順番に出てくるものなので、
見ているゲストの皆さんの反応はなかなか良いです。
Blu-rayにすることも可能
映像技術もどんどん進化しており、
私がウェディングプランナーになりたての頃はDVDでの納品がほとんどでしたが、
今ではBlu-rayで納品してくれる業者も多くなってきました。
一昔前のビデオだと、見ているうちにテープが劣化してくるなんていうこともあったのに対し、
今はDVD、しかも画質のキレイなBlu-rayでの納品も可能になってきていますので、
おじいちゃん・おばあちゃんになっても、仲良くずっと結婚式の映像を見返せるという楽しみがありますね。
映像系の難点
映像系の難点は、価格が高いというところにあります。
節約のためにゲストの方が当日持ってくるビデオカメラで撮影をお願いしようと考える方も多いです。
また、それもやらずに「スナップ写真だけにする…。」なんていう方もいます。
ですが、お客様の声として「やっぱりちゃんと撮影を頼んでおけば良かった。」と後悔する声が多いのも事実です。
ゲストの方はあくまでもゲストなので、お食事も楽しみたいでしょうし、お2人の披露宴も見たいと思うでしょう。
なので、なかなかずっと手で撮影し続けるのは難しいですし、
素人が撮影した映像はピントがしっかり合っていなかったり、ブレていることも多いです。
そのため、撮影を任されたゲストは、三脚などを持って来たりしますが、
新郎新婦は移動していることも多いので、誰もいないテーブルがずっと写っていて音声だけになっていたり、人が前を横切ったり、
最悪の場合、気づかずに人がずっと前に立ってしまっていたなんていうこともよくあります。
また、プロが行う動画撮影には、
ゲストから新郎新婦に向けたメッセージが収録されていたり、主賓挨拶の方のお言葉、当日の雰囲気など、
スナップ撮影では表現しきれないことも多くあり、それはその瞬間にしか残せないものです。
少し値は張りますが、注文しておいて損はないものであると思います。
演出と動画撮影についてというテーマでお話しをしてきましたが、なんとなく理解していただけましたでしょうか?
最後のまとめにこんな矛盾したようなことを申し上げるのは問題かもしれませんが、
演出に関しては、必ずしも「お金をかける=良い披露宴になる」というわけではありません。
ルミファンタジアもやって、バルーンスパークもやって…とたくさん演出を入れずとも、
メリハリをきちんと出すことで、ゲストの方々もきっと楽しんでくれるはずです。